音楽業界の動きとこれからの動向について

音楽
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はじめに

こんにちは、UGです。

今回は音楽業界の動き、特に80年代から現代に至るまでのどのように変化してきたかを見ながら、今すべきことをお話していこうと思います。

この記事はオリジナルで音楽を作って世の中に発信していこうという方向けに書いたものになります。

楽曲を作ってらっしゃる皆さま、できるだけ多くの人に聴いてもらいたいですよね。

私もアマチュアミュージシャンの一人として多くの人に聴いてもらいたいと思っていますし、少しでも対価が発生すれば非常にうれしいお話です。

そういった方に少しでもお役に立てればと思います。

80年代

それまでの音楽業界というのは、歌謡曲とアイドルがメインの時代になりますね。

作曲者や作詞者はプロの専門の方が行い、歌い手が歌うという完全な分業制です。

スター誕生などの番組で押し上げられたアーティストがお茶の間に浸透していくといった流れです。

ユーザーが情報を得る手段も少ないので、テレビやラジオというマスメディアから一方的に情報を受けて、皆が流行りのものを好きになっていくという構造です。

そこにはレコード会社やレーベルのプロモーションという強力なバックアップがあり、一つのカリスマが作り上げられていく世界です。

前段が長くなりましたが、80年代もマス媒体が主流というところではその流れですが、ミュージシャンのスタイルが若干変わってくる時期でもあります。

YMOやレベッカ、BOOWY、ブルーハーツといった、あげればきりがないですが、自ら音楽を作り上げるユニットやバンドが多数輩出された時期でもあります。

メジャーデビューをするためにはレコード会社やレーベルというところが重要になりますが、そこまでの道のりというのはライブハウスでの集客というのも大きな柱となってくる時代です。

ふと海外に目を向けてみますと、欧米では自ら音楽を作るミュージシャンというのはビートルズ等の影響もあって70年代から当たり前の世界になっています。

また、バンドの音作りもドラムがしっかりと聞いたサウンドが確立されていますが、そういう意味では日本は遅れをとっていると言えます。

80年代は世界に対して追いつくために加速した年代ともいえるでしょう。

音楽のジャンルでいうとバンドサウンドにおいてはパンクの影響を受けたものや、J-ROCKの確立など重要なポイントになってくると思います。

今までのロックは海外の模倣である部分がかなり多かったのですが、日本の歌謡曲とrockを織り交ぜたJ-rockが形作られました。レベッカやBOOWYといったバンドの功績は非常に大きなものであると言えるでしょう。

またバンドなどのグループでヴォーカル以外にもスポットが当たり始めたのもこの時代と言えると思います。

ヴォーカルのワンマンで、あとのメンバーは演奏隊のようなイメージからバンド全体でブランディングしていく時代の到来です。

また同時にアイドルの在り方も多様化していく時代でもあります。

とにかく歌がうまい、かわいいという要素以外にもさまざまな魅力を持ったアイドルが出てきています。

80年代中盤に流行った、おニャン子クラブなどは非常に新しい試みで今のAKBや坂道系の流れの元を組むものとなっていると思います。

90年代

90年代は音楽業界が一番バブリーになった年代ですね。

CDの売上がミリオンセラーの連発で、アーティストが稼ぎまくっていた時代です。

バンドでいうと主にBOOWYのフォロワーがJ-rockとヴィジュアル系に分かれていってグレイやラルクアンシェル、ルナシーなどが活躍をした時代になります。

またインディーズという言葉も一般化して、メジャーデビューする前にまずはファン獲得から始めるというセルフプロデュースを行う時代でもあります。

また、TMネットワークのリーダーであった小室哲也がプロデューサーとして活躍したのも90年代のトピックスですね。

アーティスト、アイドルや芸人などジャンルを問わず楽曲を提供してミリオンセラーを連発しました。

いわゆるアイドルグループというのは低迷期で、後半に出たモーニング娘に限られるかと思います。

このころもユーザーはマス媒体を通してしか流行りをしることができない点では80年代と同様で、価値観の多様化というものは音楽シーンにはあまり反映がされていない時代です。

00年代

この時代に一つの革命が起きます。

それはappleの創ったipodですね、正確に言えばituneストアです。

今までCDを買っていた時代からダウンロードする時代へと変わりました。

その後iphoneが出来てさらにデバイスがユーザーに浸透するようになり、音楽業界の収益構造は大きく変革していくことになります。

ちなみにiphoneのすごいところは、電話という名前にしているところです。

電話ってみんなが持ちますよね。

実はiphoneは電話の機能を持ったインターネットデバイス機器です。

名前の影響というのは非常に大きく、携帯電話がすでに普及していた時代に皆iphoneやその他スマホに買い替えていくことになります。(これは10年代の初頭ですが)

Appleが目指したのは様々なデバイスや機器を一つに集約して売っていくことだったのですが、その先駆けがこのipodと言えます。

CDの売上は徐々に下がり始めミュージシャンとしては厳しい時代の到来となります。

音楽的な側面でいいますと、j-rock系のバンドブームが一旦落ち着いて、ゆずを始めとしたネオアコスティックブームが起こります。

また、バンドではブルーハーツを祖としたパンク系のモンゴル800やロードオブメジャーなどが流行りを見せることになります。

アイドルはモーニング娘の人気からAKB48へと移管していく時代ですね。

また男性系のアイドルとしてはジャニーズに加えてエグザイルグループが台頭してきます。

プロデューサーの世界では小室哲也ブームが一旦落ち着いて、中田ヤスタカがメジャーになってきます。

音楽的には小室哲也時代よりもさらにDTMによる打ちこみの要素が強くなっており、機械的はサウンドが前面に出されたものとなってきます。

10年代から今にかけて

いよいよ過去の音楽業界の仕組みが大きく変わる時代ですね。

一番の要因はyoutubeだと思います。

Youtube自体は00年代後半にスタートしていますが、急激に浸透し始めるのは2011年あたりからスマートフォーンを皆が持つ時代になってからです。

もはや無料で音楽が聴ける時代になってしまったのです。

Youtubeでの広告収入ももちろんありますが、CDの売上の印税に比べるとたかが知れています。

この時代になるとミュージシャンはCDの売上で儲けることが非常に厳しくなってきて、ライブやイベントまたはカラオケでの印税で儲けることが主流となります。

このカラオケというのがバカにならなくて、楽曲を作る過程においてもカラオケで流行ることを意識した曲というのは非常に多くなってきています。

代表的な曲はゴールデンボンバーの女々しくてなどになるかと思いますが、今でも歌われていますね。

音楽面で言いますとyoutubeで自由に情報を集められるようになったことから、多種多様なジャンルを皆が好み始めるようになります。

ボーカロイドの楽曲などもこの時代から一般的になり、千本桜など有名ですよね。

今活躍をしている藤井風などももともとはボカロP(ボーカロイドプロデューサー)です。

また顔を見せないアーティストというのも多数輩出されました。

Youtubeでの完全なセルフプロデュースによりデビュー(表現が正しくないかも)または有名になっていくという、また違った売れ方をするようになってきます。

マス媒体での一方的な情報提供じゃなくなった部分で、音楽的には様々なものが世の中に出る時代にはなったと言えます。

ピコ太郎や、babymetal、ado、yoasobiなど新たな才能にスポットがあたりある意味良い時代になってきていると思います。

今私たちができること

さて、この40年の間に音楽を取り巻く世の中は大きく変わってきています。

それらを踏まえた上で、少しでも音楽を皆に聴いてもらいたいと思っている方々と私も含めてですがこれからなにができるかというのを考えていきたいと思います。

まずは先ほど触れなかったのですが、音楽サブスクリプションサービスというのが今非常に一般化してきています。

これは定額料金を支払うと登録されている楽曲が聞き放題できるというサービスです。

先ほどyoutubeで無料と言いましたが、あくまで検索して出てきたものが聴ける、またライブ映像しかないなどの問題がありますが、サブスクリプションの場合はアルバムにまとめた状態でレコーディングバージョンを聴けますし、おすすめプレイリストなどから聴くことができたり、歌詞が表示されたりもします。

海外に比べて遅れを取ってはいますが、このサブスクリプション市場は今後ますます大きくなっていくと言えます。

このサブスクリプションに登録するのは実は簡単なのです。

一番簡単に無料で登録できるフリクルというサービスがありますが、まずはこれから始められたらいかがでしょうか。

Frekul(フリクル) - 音楽活動支援サービス
Frekulは、あなたの音楽活動をサポートする「バーチャル・プロダクション」です。世界中の音楽サービスに配信する、レコード会社や音楽事務所にアピールする、全国のカラオケに配信する、などの機能をご提供しています。

ここですべきことはプレイリストへの登録を行うことです。

細かくはまた別のブログで紹介をしますが、プレイリストに登録してもらうことによって世界中の多くの人に知ってもらうことができます。

次に、youtubeですね。

Youtubeも簡単に登録、アップロードすることができます。

youtube自体はメディアミックスの一環としてまずはとらえることをオススメします。

これ単体で認知を拡げようと思ってもなかなか難しいです。

まず知ってもらうための動きをとらなければいけません。

一旦認知が広がればpvを流すことでさらにブランディングができることになるでしょう。

次にSNSです。

SNSはfacebook、Twitter、instagramのすべてをやるべきでしょう。

それぞれ意味合いやターゲット層も違ってきますので、自分にあったものを見つけていくためにもまずはすべてをやっていくべきです。

また、facebookでは同じオリジナル音楽制作のコミニュティもたくさん存在します。

そちらに入ることによって認知にもつながりますし、また情報共有をすることで切磋琢磨することもできます。

最後にブログです。

今運営している当ブログも音楽活動の一環として行っています。

皆さまにまず我々を知って頂く新規顧客の窓口となり得るからです。

ブログというのはSEO対策をしっかり行うと検索エンジンで上に上がってきます。

そうなるまでは大変長い道のりですが、一旦作ってしまえばプラットフォームとして自分達を宣伝するための場所ともなり得ますので大変オススメです。

さいごに

皆さまいかがだったでしょうか。

音楽業界の歴史から今できることとお話をしてきましたが、今も音楽業界は大きな過渡期の中にいると私は考えています。

自分が好きな音楽を作りながら、どうやったら聴いて好きになってもらえるかも同時に考えてコンテンツ作りをすることも大事ですし、どうやってPRをしていくかも両面大事です。

時代の流れを見てもらえるとわかると思いますが、だんだんとマス媒体からセルフプロデュースへと変化をしてきておりこの流れは止まらないでしょう。

誰でもまた音楽を作る環境も整っていて誰でもミュージシャンになれる時代です。

今から始める人、何歳でも決して遅くありません。

音楽ライフを満喫させていきましょう。

このブログでは皆さまのお役に立てる情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。

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