はじめに
こんにちは、UGです。
このシリーズも第3弾まで来ましたが、今回は曲を作る上でのインスパイアされたものをどう曲に落しこんでいくかを参考までに説明をさせて頂きます。
オリジナルと言ってもなにも0から天から降ってくるものではありません。
何気なく浮かんだものでも今まで聴いてきて蓄積されたものが、自分というフィルターを通してアウトプットされたものと思ってよいでしょう。
そう意味でいうと模倣ではないですが、何かしらの曲にインスパイアされてできているものは多いのです。
インスパイアされて曲を作ってみよう
そういった観点での説明ができればと思います。
私は曲を作る時に何気なく思いついたイントロなどから広げることも多いですが、何か好きな曲のフレーズやリズムを引用して作り始めることも非常に多いです。
この作り方をするときに重要なのが当たり前ですが、曲すべてを真似てしまわないことです。
きっかけとなるワンフレーズ、リフやベースライン、リズムなどを起点にして、ジャンルも変えてしまって引用をします。
私もロックのリフからテクノ系の曲を作ったりしています。
下記の曲がそうです。
またどれっぽい曲を作りたい、などオーダーがあったとしますよね。
このオーダーに対応するのは実は非常に難しいです。
あるミュージシャンの曲の魅力や構成を感じて理解するだけでなく、頭で理解をしないといけないからです。
なぜそのアーティストの個性が出ているか、メロディラインから、音作り、アレンジ手法まで研究をする必要があります。
ただの真似事でなく、この、曲の研究をするということはオリジナル音楽制作の幅を広げていく上で非常に意味のあることだと感じています。
アーティストというのは得てしてオリジナリティを追求しがちですが、先ほども言った通り0ベースで生まれてくるものというのはほとんどありません。
ですので、違うアーティストの研究をしてインプットすることで引き出しをどんどん広げていくことができます。
この時重要になってくるのは、さまざまなジャンルに対して耳を傾けているかどうかです。先ほどもありましたが、あるジャンルからインスパイアを受けたものが違うジャンルに活かされることもありますし、そうしたこと重ねることでオリジナリティが産まれてきます。
次に少し話は変わるのですが、オリジナルで楽曲を制作していくにあたってとても役に立つ練習法をお伝えをします。
楽曲というのはいろいろな楽器やヴォーカルの要素で成り立っていますが、大事なのはそれぞれを分解して聴く力があるかどうかです。
分解したものを頭の中でまた組み合わせてどのように相乗効果を産んでいるのかを理解することがとても重要でしょう。
そのために自分が好きな曲などをDTMで再現をする(コピーする)のがとても練習になります。
ギターなどの楽器でもいわゆる耳コピをすることで、耳やアレンジ能力は磨かれますが、それはすべての音において同じことが言えます。
ドラムなども実際にコピーしてみると聴いているだけでは気が付かなったことがわかります。
是非DTMコピーをやってみてください。
次にインスパイアを受けて作曲する上でお伝えしたいことは、メロディではなくイントロや途中のフレーズやコード進行から引用をしてほしいという点です。
メロディを真似てしまうとそれは盗作になってしまいますし、メロディを無理やり変えてみてもうまくいかないと思います。
これもたくさんの曲を聴いている経験があると、自然と頭に思い出してきた曲の要素を引っ張り出して自分のフィルターを通して形にすることができます。
さいごに
さて、いかがだったでしょうか。
今回はちょっとインスパイアということで裏技のような感じになりましたが、一つの手段として頭に入れて頂くと大変ありがたいです。
今まで聴いてきた曲の数がものを言います。
そういった意味で、いままでも言ってきましたが年齢を重ねてからでもオリジナル音楽の制作は始められますし、むしろその方が引き出しが広がるとも言えます。
今からでも遅くありません。
このブログでは皆様のお役に立てる記事を発信して行きますので、よろしくお願いします。
音楽ライフを楽しんでいきましょう。