こんにちは、UGです。
今回のテーマですが、せっかく創った自分の曲を世の中の人に聴いてもらいたい、という気持ちの大事さと、その元になっている人間が持っている欲求に関してお話をしていこうと思います。
この欲求というのは仕事や普段の生活の中では、使い方を間違えると人生において大きな足かせとなるものでもあります。
音楽という素晴らしい趣味をお持ちのあなたにとって、お役に立てる記事になっていると思いますので、どうか最後までお付き合いください。
聴いてもらいたい!は大きな原動力
皆さんオリジナルで音楽を制作したり、楽器を演奏したりと、なんのためにやっていますか?
私は中学校からギターを始めて、高校からオリジナル音楽を作り始めましたが、その発端はカッコいいプロのバンドのライブを見て、自分も同じようになりたいと思ったからです。
平たく言えばモテたかった、または人気者になりたかった、ということです。
もう一つは好きな音楽を自分のフィルターを通してみんなにも好きになってもらいたい、という気持ちもありました。
若干角度は違えど皆さん同じような気持ちを持っていると思います。
中には恥ずかしい、が先行をしてこの気持ちを押さえつけている人もいるかもしれません。
ただ、大多数の人はこの欲求を持っていると思われます。
この聴いてもらうためのあらゆる方法は、以前お話をしたアウトプットに入ります。
そのこと時点でかなり有意義なことですので、下の記事もよかったらお読みください。
今回はこの欲求についてお話をしようと思います。
そろそろ本題に入っていきますが、この欲求とは、正式に言うと承認欲求と自己顕示欲になります。
この言葉を聴くとあまりいいイメージを持たない方もいるかとは思います。
ただ、気持ちのコントロールや使い方次第では人生における素晴らしい原動力にもなり得るのです。
承認欲求や自己顕示欲とは
一旦音楽の話から普段の仕事や生活に話を移して考えましょう。
承認欲求とは人に自分のことを認めてほしい、という動物の中で人間だけが持つ高次元な欲望のひとつです。
仕事や友達との人間関係においてこの欲望というのは得てしてマイナスに働く場合が多いです。
この欲望を満たすために人は何をするかというと、相手に対してマウントを取ります。
これは相手側からすると非常にうっとうしい行為でして、気分を害すとともにそのマウントを取っている人と同じ目線で見れないような環境を作り上げられてしまいます。
また、もう一つは承認欲求の強い人は、人からの見返りを求めます。
例えばメールを送ったけど返信がない、やさしく接したのにお礼がない、などに関して敏感に反応しその相手を攻撃し始める場合もあります。
これは非常によくないですね。
まず受け取った側ですが、確かにメールの返信やありがとうの気持ちを伝えないことは問題がありますが、みんな自分のことで忙しいのです。
時にはそういったお返しを忘れることもあります。その度に相手から文句を言われたりしたらやってられませんよね。
次に本人ですが、この見返りを求める、というところに満足感を依存してしまうと、はっきり言って日々疲れるし、不平不満が募るはずです。
先ほども言ったように、みんな忙しいのです。
自分のことに精一杯で相手のことなんて半分どうでもよいのです。
その相手に対して、100%の見返りを求めるなど、はっきり言って至難の業だと思ってください。
このことに時間や労力、精神力をそがれるのです。
ただこのような状況は自分の考え方次第で変えることができます!
さて、このような状態をどのように回避すべきでしょうか。
いくつか考え方や方法論をお話していきます。
・足るを知る
一つ目にお話しをしたいのですが、皆さま今の人生に満足をしていますか?
中国のかなり昔の人ですが「老子」という賢人の有名な言葉に「足るを知る」というものがあります。
簡単に訳すと、「今、現状の置かれている状況、自分自身の状態、日々の生活が、いかに満ち足りていて満足できることか思い知って、感謝をする」という意味です。
この言葉は人生を豊かにすごす大事な要素が詰まっている金言だと思います。
間違いないで頂きたいのはこの言葉は決して現状維持すればよい、言っている訳ではありません。
まずは現状に満足、感謝する考え方を持ちなさい、ということです。
例えば、「絶対に幸せになってみせる!」と意気込むとします。
この「なってみせる!」とはいったいいつのことを指しているのでしょうか。
その幸せとはどのような状態でしょうか。
お気づきの人もいるかと思いますが、健全な気持ちで前向きにこう思っている人、実はすでにだいぶ幸せな人なのです。
幸せかどうかは今に目を向けてください。
幸せと思うかどうかは、自分自身の考え方ひとつです。外的要因はまったく関係ありません。
物事にいろいろな側面がありとらえ方があります。もし物事に文句があるのであれば、ともすると周りと比較して、相対的な評価をしてしまっている可能性があります。
先ほど健全な気持ちで、といいましが、ここが非常に重要なポイントなのです。
「足ると知る」とは周りと比較することなく、自分を評価できる人にのみ感じることができる状態のことです。
そして、現状に満足、感謝をしている人間は、周りの人に認められることに執着しません。
また成長をするという部分においても、この気持ちを持っている人は強いです。
心乱れず着実に自分の進みたい方向に歩くだけだからです。
承認欲求や自己顕示欲にとらわれている人は、卑屈な心を持ってしまいます。
そうなると、本来の向かう方向と違って、いろんな余計なことを考え、また行動をします。
これはすごく意味がなく、またまわり道なのです。
この話長くなりましたが、非常に重要なので、是非参考になれば幸いです。
・相手の承認欲求や自己顕示欲を活用する
さて次に考えていきたいのは、せっかくのこの欲求を有効活用しよう、という話です。
ここで重要なのは、先ほどの「足るを知る」の精神を持って、自分自身は承認欲求をもたない、という考え方でないと、今からの話は成立しません。
なぜなら自分自身がこの欲望に固執していると相手の承認欲求や自己顕示欲に対抗してしまうからです。
その上で重要な方法についてですが、これはたった一つだけ、相手を褒めることです。
コーチング、子育てにおいても重要視される、この褒めることですが、突き詰めて考えると相手の承認欲求や自己顕示欲を満たしてあげることなのです。
褒めるといっても適当にやってはだめです、真剣に相手のことを考えて褒めることが大事です。
以前コミニュケーションの記事でお話をしましたが、よい人間関係を作る上で重要なこと、これは相手を好きになること以外にはありえません。
このこととも深く関連をしており、好きになった相手にはその人に響く、的を得たほめ方ができるのです。
チームで何かを取り組む場合でも、とにかくみんなをほめることが重要です。
褒められた相手は、ドーパミンが出て、モチベーションがアップし、その人が持っているポテンシャルを発揮することができます。
また組織内に負ではなく陽のオーラが産まれチームワークも強まります。
ここまでとにかくほめろ、とお伝えしてきましたが、時には意見を言う必要があります。
ただ、ここで考えて頂きたいのは、自分のことを好いてくれている、または認めてくれている人以外の人間から何を言われても聞く耳持ちませんよね。
ですので、話を聞いてもらえるための土壌づくりというのが、非常に大事なのです。
割合で言っても10回に1回意見(注意)をするぐらいでないと受け入れられません。
ただ皆さん、相手に対してほんとに注意したいことってそんなにたくさんあるでしょうか。
よく叱ると怒るは違うと言われますが、まさにその通りで自分の心が平穏で自信を持っていると、本当に重要なことしか言う必要はなくなるはずです。
音楽における承認欲求や自己顕示欲
前段が長くなって申し訳ありませんでした。
冒頭にお話ししましたが、音楽やその他趣味において、みんなに見てもらいたい!
聴いてもらいたい!という気持ちはとても大事です。
今までの話と矛盾する、と思われる方もいるかと思いますが
お話をしたことを理解している人は正しい方法で、自己アピールができると思います。
まず考えたいのが、とはいっても私も含めて人間は聖人君子ではありません。
承認欲求や自己顕示欲、といった欲望をすべて押し隠すことは不可能ですし、心身にもよくありません。
そこでありがたいのが音楽などの趣味です。
自分の持っている欲求をこの趣味にのみぶつければよいのです。
私自身は普段の生活ではあまり我が出ない方だと思っていますが、こと音楽になると変わります。
オリジナル音楽の細部にまでこだわりますし、仲間ともある程度は言い合います。
ですが同じ志を持った仲間の中では、ちゃんと節度を保てば、ハレーションが起きることはありません。
またオリジナル音楽を世の中に発信していく際にも、先ほどの話は重要です。
見返りを求めないことです。
通常の人間関係なんかと比べても、さらに他人の創った音楽など大半興味がありません。
そのことをちゃんと理解をした上で、PR活動を行ってください。
そしてその中でできたファンのことを心から愛してください。
みんなから反応がある、などと考えていたら1日で挫折するでしょう。
世の中で数多くのリスナーから愛されているアーティストがいますよね。
この人達はものすごい時間や労力をかけてPR活動をしてきたはずです。
それを続けられる信念と強いこころを持っているからです。
皆さん、人から評価される前にまず自分と自分の作品を評価し、愛して、そして信じて走り続けましょう。
さいごに
さて皆様、いかがだったでしょうか。
音楽を始めとした趣味に没頭することで、普段の生活をよりよくして行きましょう。
これは私自身にも言い聞かせていますが、今やっているSushirock-studioでもこういった活動が継続できればよいですし、またその結果や成果を皆さんにご報告(共有)できれば幸いです。
このブログでは皆さまのお役に立てる情報を発信していますので、よろしくお願いします。