はじめに
こんにちは、UGです。
今回はロジカルシンキングについてお話をしようと思います。
この言葉を聞いてどんな印象を受けるでしょうか。
なんか難しそう、または少しお堅い、冷たそう、などの言葉が浮かんできそうになります。
私はおそらく根本は勘で動く根っからの右脳人間と自覚していますが
最近このロジカルシンキングの重要性をすごく感じるようになりました。
実はここ1年ぐらい、昔よりも少しはロジカル(論理的)に考え、発信できるようになったと思っています。
それはおそらく音楽制作をまた始めたこと、あとはこのブログを書いていることによるかと思います。
そのあたりも私の経験則で恐縮ですが、後半でお話しようと思います。
世の中には右脳を鍛えようという風潮は多いですが、左脳も是非鍛えていきましょう。
両方のバランスがとれることによっておそらく視野が広がるはずです。
今の自分の特性も理解しながら、よりよい自分になるためのご参考にして頂けますと幸いです。
ロジカルシンキングとは
まずロジカルとは日本語でいうと論理的です。
物事を進めたり、人に伝えたりする時に、状況把握し根拠や理由を整理し筋道を立てていく考え方です。
反対の言葉にラテラルシンキングという言葉があります。
これはアイディアを発想する時などに活かされる、固定観念や既存の論理にとらわれずに思考することです。
日本語では水平思考とも呼ばれます。
こちらも大事で両方兼ね備えておくべきですが、本日はまずロジカルシンキングについてお話をしようと思います。
この能力は生活、仕事、趣味、人間関係など様々なシーンで、あれば非常に役立ちます。
メリットについて考えてみたいと思います。
コミュニケーション能力の向上
一番重要なこの点からお話をします。
一見感性がものを言うコミュニケーションのイメージから、ロジカルと結びつかないかもしれませんが、非常に重要なファクターです。
コミュニケーションとは、相手の気持ちや状況をくみ取り、話を聞き、それに対して自分の中の考えを整理し話す、基本的にこの繰り返しです。
ここにもちろん感情的な部分や、今までの経験も大事なのですが、主観的になりすぎず相手が考えていることを分析する側面もすごく大事なのです。
どうしても感情に寄りすぎると自分本位のとらえ方をしたり、自分のことをどう思っているのだろうという発想になりがちですが。
ロジカルに冷静に向き合うことでフラットにとらえることができます。
また自分の考えていることを相手にわかりやすく伝えるためには、伝えたいことの背景、話す順序などをロジカルに組み立てる方が絶対相手にわかりやすくなります。
よくインプットは右脳で、アウトプットは左脳で、という言葉もありますが、まさにアウトプットである話すという行為は左脳でロジカルに考える能力が必要です。
ただ、あくまでもバランスが大事です。
ロジカルに考えすぎて頭でっかちになるとよいコミュニケーションが取れません。
例えば、意図せず人にぶつかった場合、皆さんどうしますか?
おそらく普通は自分が悪くなくても謝りますよね。
しかしもし感情的な部分がなければ、自分はまったく気が付いてなかったし悪意はなかったから謝る必要はない、とも言えますよね。
これは極論ですが、バランスがなくこういったところまで論理的に考えるとコミュニケーションは破綻します。
まずは一番のメリットであるコミュニケーションについて説明しました。
プレゼンテーション能力があがる
こちらも先ほどのコミュニケーションに近くはありますが、キャッチボールをメインにした日々のコミュニケーションとプレゼンテーションはまた違ってきます。
大勢の人に対して、時間を決めて伝えるという行為はよりロジカルな能力が求められると言えるでしょう。
分かりやすく伝えるためには様々な要素があります。
インパクトを持たせるための演出なども重要ではありますが、どのように話す順番を組み立てるか、ということは一番重要になります。
そのために聞き手側の理解度や年齢やその他属性などを分析した上で、唐突な印象を受けないように話を組み立てる必要があります。
また人前で緊張するということに関しても、ロジカルがどうかは関わっています。
緊張の理由は、ちゃんと話せるかどうか、また相手からどう見られているか、などの感情からくると思います。
その根本にあるのは恐怖です。
では人は何に対して恐怖を抱くでしょうか。とんでもない悪人を目の前にしたり、自然災害などはちょっと当てはまりませんが、日常生活において恐怖に思うことの原因は、なぜそうなるのか、またなぜ今こうなっているか、ということがわからないことによることが多いのです。
理由や原因が自分なりにわかれば、ある程度冷静に対処することができますし、過度の緊張やストレスは起こりづらくなります。
そこでなんとなくそう思う、ではなくなぜそう思うかを理由づけるロジカルさがあれば非常に便利です。
これは少しロジカルから話がそれますが、相手にどう思われているか、ということは私もそうですが皆気にしがちかと思います。
ただ、冷静に考えてみると自分が考えているほど相手は自分のことを考えていません。
皆、自分のことで精いっぱいですし、その人の状況や気分によって態度なども変わります。
ですので、相手にどう思われているかを気にするより、相手にどう思ってもらうかを考えた方がよいのです。
その面でも感情的な部分と論理的な部分のバランスが取れているとお互いが傷つかないコミュニケーションが取りやすいと言えるでしょう。
計画性を持って行動できる
これは日々のスケジュール管理にも、長期的なプラン設定にも当てはまりますが、ロジカルな思考というのは必要になってきます。
目標をしっかり立てた上で、日々に落しこむ方がやる気が出る人と、とりあえず動いてその積み重ねで目標を定めていくパターンと大きく分かれるので、どちらがいい悪いではないですが、両方の要素をバランスよく持っている方がよいと思います。
私は昔から公私問わず、目標を立てるのが好きなタイプでした。
ただ、今思い返してみると、地に足ついてなかったり、余計な目標も含まれており、結局達成ができなかったり、日々に落しこまれていないため実行に移せない、ということが非常に多かったです。
最近は少しは改善しましたが、それは本当にしたいこと、目指すべき姿を最小限に絞り、逆算をして月単位、週単位に落しこむように努力しているからかもしれません。
逆算して考えていき、理由をしっかりと持つと、一見直接目的に関係ないことでも前向きに取り組むことができます。
何か目標を達成するためには、そのための地味な作業も多いのですが、ロジカルにスケジューリングしておけばモチベーションを保つこともできるでしょう。
音楽における利点
音楽においてのお話をしますが、まずメロディというのは右脳に訴えかけますが、歌詞を理解するのは左脳になります。
ですので、歌詞のある音楽を聴くというのは、脳をバランスよく使う非常によい行為なのです。
これはリスナーとしての利点ですが、制作をする場合を考えてみましょう。
これは人によって作り方が違うかと思いますが、私の場合はメロディやイントロなどが浮かんできて、まずはボイスレコーダーなどに記録します。
そのあと、全体の構成ができるまで想像を拡げます。
大体のイメージができあがると、DTMに落し込み始めますが、このアレンジの過程ではどのようにすればインパクトに残るか、全編通して飽きずに聞けるか、などを考えて行います。
これは感覚的な部分もありながら、論理立てて構成をしていきます。
この構成をくみ上げる、という行為はこどもの頃によく遊ぶレゴなんかに似ている感覚かもしれません。
私はサラリーマンとしては、営業系の仕事をしておりますので、企画書を作って得意先と打合せをしてといった内容がメインになりますが、オリジナル音楽を作るようになってから仕事にもいい影響を及ぼしているのを実感します。
人に説明するのがそれほど得意ではなく、苦手意識もあったのですが、最近は改善された気がします。
あと、私は歌詞をあまり書かないのですが、詞を作るという行為もすごくロジカルな思考を使うと思います。
今回はテーマをロジカルシンキングにしていますので、このような側面ばかりをお話していますが、もちろん純粋に楽しんで曲作りをしていますよ笑。
ただ、結果としてこのような副産物があることに気が付いたということです。
次にオリジナル音楽を作られている方で言いますと、どうやって多くの人に聴いてもらうかという部分でも非常に重要です。
創作するアーティストとプロモーションする人とが別、というのも普通の考え方ではありますが、今は自らの力でアーティストが発信しやすい時代です。
作った作品をどのようにプロモーションしていくかを考えて、セルフブランディングできれば、こんないいことはないと私は思います。
先ほど計画性のお話をしましたが、自分でプロモーションスケジュールを組み立てて活動していくことはすごく日々が充実するかと思います。
アウトプットについて
先ほど音楽を作ることについてお話しましたが、これもアウトプットの一つです。
プライベートも充実させるために趣味などは非常に大事だと私も考えておりますが、その中でインプットの趣味とアウトプットの趣味があります。
もちろん自分がしたいことをするのが大前提ではありますが、ロジカルな思考が養われ、日々の生活によい影響を及ぼすのはアウトプットだと思います。
何か知識を習得するにも、一番よい方法は人に教えることだと言われています。
仕事なんかでも新人に教えることで、再度自分の中で定着する、といった経験もあります。
教える、伝える、をするためには自分の中にある知識や考えを整理する必要がありますが、インプットしただけの状態であると、バラバラの状態であるからです。
私は音楽が好きなので曲作り、というアウトプットになりますが、なんでもできるかと思います。
映画であれば観た内容をまとめてSNSであげる、食べるのが好きであれば、自分で創作して作ってみる、などあげればキリがないですが、好きなことにアウトプットの要素を混ぜるだけで充実度が変わりますし、よいコミュニケーションツールにもなります。
私の中で言えば、これは趣味ではありませんが、冒頭申し上げた、今書いているブログもものすごく考えをまとめるのに役立っていると感じています。
記事にしたあとで、自分はこういう風に考えていたのだという感覚になるときもあります。
皆ざまも是非軽い気持ちで初めてみて頂けますと幸いです。
さいごに
皆さまいかがだったでしょうか。
今回、音楽とはあまり関係ないテーマに思えたかもしれませんが、人に伝える、表現するという部分を考えると無視できないロジカルシンキングです。
私も仲間との音楽活動を2年ほど前から再開して、初めは単純に趣味を楽しんでいましたが、その中のいろんな活動の中で、記事でお伝えしたような様々な副産物を得ている感覚です。
今後人生を楽しんでいく上でも、家庭や仲間、趣味、仕事などをうまく連動させていければと考えております。
今回の記事が皆さまのご参考に少しでもなれば幸いです。
引続き、様々な情報を発信していきますので、よろしくお願いします。